空き家を売りたい!買取のメリット・デメリットと流れを解説

空き家買取のメリット・デメリットとは? 流れや相場を知るには

増加する空き家は、現代社会の課題。放置するより、今できることを。

親が介護施設に入居した、あるいは相続で実家を引き継いだ─その結果、誰も住まなくなった家が「空き家」になるケースは珍しくありません。「思い出があって手放しづらい」「売ったほうがいい気はするけれど、何から始めればいいのかわからない」そんな気持ちのまま、時間だけが過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、空き家は持ち続けるだけで、税金や管理の負担、思わぬトラブルのリスクが少しずつ積み重なっていきます。最近では、早く・確実に手放したいという理由から、「不動産買取」という方法を選ぶ方も増えています。

この記事では、相続した実家や空き家を売却する際に知っておきたい、放置するリスク、買取のメリット・デメリット、売却までの流れを、初めての方にもわかるように解説します。「知っておくこと」は、後悔しない第一歩になります。

目次

空き家を放置すると何が起きる?見えないコストとリスク

空き家を放置することには、想像以上のリスクがあります。まず、固定資産税や都市計画税といった税金は、誰も住んでいなくても毎年かかり続けます。さらに、建物が傷むのを防ぐためには定期的な管理が必要です。換気をしなければ湿気がこもり、カビや腐食が進みます。庭の草木も放置すれば伸び放題になり、近隣から苦情が出ることもあります。

遠方に住んでいる場合、現地に通うための交通費や時間も無視できません。月に一度でも通うとなれば、それだけで年間数万円から十数万円の負担になることもあります。管理会社に依頼すれば費用は軽減できますが、その分だけ毎月の出費が増えることになります。

さらに深刻なのは、建物の老朽化が進むと「特定空家」に指定されるリスクです。自治体から管理不全と判断されると、固定資産税の軽減措置が受けられなくなり、税額が最大で6倍に跳ね上がることもあります。倒壊の危険がある場合には、強制的に解体され、その費用を所有者が負担することになる可能性もあるのです。

空き家は「何もしない」ことが、実は大きな負担を生み続けるのです。こうしたリスクを理解したうえで、早めに対策を考えることが、長期的な安心につながります。

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売却するかどうかは、査定してからでも遅くありません。

相続した実家を「早く手放したい」なら買取という選択肢

空き家の売却方法には、大きく分けて「仲介」「買取」の2つがあります。仲介は、不動産会社に依頼して一般の買主を探してもらう方法で、市場価格に近い金額で売れる可能性があります。一方で、買主が見つかるまでに数か月から半年以上かかることもあり、その間も管理や税金の負担が続きます。

これに対して買取とは、不動産会社が買主となり、直接空き家を買い取る方法です。一般の買主を探す必要がないため、売却までのスピードが圧倒的に早いのが特徴です。早ければ数日から1か月程度で売却が完了することもあり、「とにかく早く手放したい」という方にとっては大きなメリットになります。

買取のもう一つの魅力は、建物の状態をあまり問わない点です。築年数が古くても、内装が傷んでいても、解体せずに古家付きのまま売れるケースが少なくありません。荷物が残っていても、不動産会社が対応してくれる場合があり、片付けの手間を大幅に減らせることもあります。遠方に住んでいて何度も現地に通えない方や、体力的に片付けが難しい方にとっては、非常に助かる選択肢です。

さらに、買取では契約後のトラブルが起きにくいという安心感もあります。通常の仲介では、売却後に建物の不具合が見つかった場合、売主が責任を問われることがあります。しかし買取では、売却後の不具合について売主が責任を負わない契約が一般的です。これを「契約不適合責任の免除」といい、売主にとっては精神的な負担が軽くなる大きなポイントです。また、買取では仲介手数料がかからない場合が多く、費用面でもシンプルです。

「築年数が古い」「遠方に住んでいて管理できない」「相続した家に思い入れがなく、早く整理したい」─そんな方ほど、買取は現実的な選択肢になります。

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空き家買取のデメリットと、仲介との違いを正しく理解する

買取には多くのメリットがある一方で、注意すべき点もあります。最も大きなデメリットは、売却価格が相場より低くなる傾向があることです。一般的に、仲介で売る場合と比べると、受け取れる金額が少なくなります。

なぜ買取価格が低くなるのかというと、不動産会社は買い取った物件をリフォームや解体をしてから再販売するため、その費用やリスクを考慮した価格設定をするからです。つまり、スピードや手間の軽減と引き換えに、売却価格が下がるという構造になっているのです。

また、物件によっては買取自体が難しい場合もあります。立地が極端に悪い、建物の状態が著しく悪い、再建築ができない土地である、といったケースでは、不動産会社も買取を断ることがあります。その場合は、仲介での売却を試みるか、建物を解体して土地として売る方法を検討する必要があります。

「時間をかけてでも高く売りたい」「できるだけ多くのお金を手元に残したい」という場合は、仲介の方が向いていることもあります。仲介では購入希望者を広く募るため、条件の良い買主が見つかれば、市場価格に近い金額で売却できる可能性が高まります。

大切なのは、自分の状況と優先順位を整理したうえで、最適な方法を選ぶことです。「早さと確実性を優先するなら買取」「価格を優先するなら仲介」という基準を持ちながら、複数の選択肢を比較検討することが、後悔しない売却につながります。

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初めてでもわかる空き家買取の流れ

買い手を探す必要がないため仲介に比べるとステップが少ないのが特徴です。ここでは、実際の買取の流れをステップ形式でご紹介します。初めての方でも安心して進められるよう、必要書類や注意点もあわせて解説します。

 STEP 1:査定の依頼
不動産会社に連絡し、物件の住所や築年数、建物の状態などを伝えて査定を依頼します。多くの会社では無料で査定を行っており、電話やインターネットで気軽に申し込めます。複数の会社に依頼して、比較検討するのもよいでしょう。

STEP 2:現地調査と価格提示
不動産会社の担当者が実際に現地を訪れ、建物の状態や周辺環境、土地の形状などを確認します。この調査をもとに、具体的な買取価格が提示されます。この段階で疑問があれば、遠慮なく質問することが大切です。価格の根拠や、どのような点が評価されたのかを聞いておくと、納得して判断できます。

STEP 3:売買契約の締結
価格や条件に納得できたら、売買契約を締結します。 この際に必要な主な書類には以下のようなものがあります:

  • 登記識別情報(登記済権利証)
  • 土地測量図面(境界確認のため)
  • 印鑑証明書(発行から3か月以内)
  • 本人確認書類(運転免許証など) など

特に重要なのは、相続登記が済んでいるかどうかです。相続した不動産を売却するには、名義を被相続人から相続人に変更する「相続登記」が必要です。まだ登記が済んでいない場合は、契約前に手続きを行う必要があります。

STEP 4:引渡しと代金受け取り
引渡し日に物件の鍵を渡し、その場で売却代金が支払われます。引渡しまでに荷物の整理や公共料金の解約を済ませておくとスムーズです。

STEP 5:確定申告(譲渡所得がある場合)
購入時よりも高く売れた場合や、相続した不動産を売却した場合には、譲渡所得税がかかることがあります。税理士や司法書士に相談して、正しく申告を行いましょう。特例や控除が適用される場合もあるため、専門家のアドバイスを受けることで、税負担を軽減できる可能性があります。

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まとめ:迷っている今こそ、専門家に相談するタイミング

空き家や相続した実家の売却は、「正解がひとつではない」からこそ、悩みやすい問題です。築年数が古くても売れるのか、片付けが終わっていなくても大丈夫か、買取と仲介のどちらが自分に向いているのか──こうした疑問は、一人で抱え込む必要はありません。

まずは無料査定や相談を通じて、「今の家にどんな選択肢があるのか」を知ることが大切です。実際に専門家の話を聞いてみると、思っていたよりも選択肢が広がることもあります。逆に、早めに動かなければならない事情が見えてくることもあります。いずれにしても、情報を持つことが、後悔しない判断の土台になります。

空き家は、放置するほど負担が増えていきます。税金や管理費がかかり続けるだけでなく、建物の劣化が進めば、売却自体が難しくなることもあります。迷っている今こそ、プロの意見を聞いてみませんか。

中野区を中心とした東京23区の不動産売却なら、司法書士事務所が母体の中野リーガルホームが、法律と不動産の両面から丁寧にサポートします。相続登記や税金の相談も含めて、ワンストップで対応できる体制を整えています。損のない、後悔しない選択ができるよう、全力でお手伝いします。

売却を決めていなくても構いません。「まずは話を聞いてみたい」「査定だけでもお願いしたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。あなたの状況に合わせた、最適な提案をさせていただきます。

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初回投稿日: 2023年8月29日
最終更新日:2025年12月19日

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